さよなら。

2002年7月9日
今日は曇り。

星が見えたらよかったのにな。

屋上で茹だってたら卯月先輩がきた。
ボケとツッコミのレクチャーをしてくれた。
面白い先輩だなぁ〜♪

卯月先輩が帰っちゃって、暫くぼんやりしてたら
凛生が来ました。

約束、いっぱいあったけど
守る前に終わっちゃった。

原因は可野子にあるの分かってるから、何も言えなかった。


修学旅行中、3年生の先輩に告白された。
仲の良かった、先輩に。

可野子の友達の彼氏さんで、たまに
話を聞いてたりしてた。
とっても驚いた。
「ゆっくり考えて欲しい」って言われて
可野子、考え始めました。

凛生にも相談した。
いつもどおりの、答えだったけど。

答えは決まってたと思う。
相談する必要も今考えればなかったのかも知れない
でも、何だか不安だった。

上手く行かない時間。
上手く噛みあわない心。

気持ちが揺れてる?
今、ゆっくりと考えれば揺れてたかも知れない。

でも、大好きなのは一人だったから。

でも、傷つけたくなかった。
もう泣いてるのを見るのは嫌だったから。

どうしたら良いかわからなかった。
断れば良い?それとも・・?
でも、簡単には言えない。
そんな簡単に答えは出るものじゃなかった。

結局、どうすることも出来なくて・・・・

結局、怒らせて。

不安だった。
ホントに好きで居てくれてるのか。
可野子が傍に居ても良いのか。
可野子に何を見てるのか。

結局、聞けないまま。

多目的ホールでネックレスを外したら
涙が零れた。

哀しかったのか痛かったのか分からない。

何してるんだろう・・・私。


伝えたかった事も伝えないままで。

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