今日、塾から帰って来たら手紙が来てた。
中戸先輩からで、中庭に来いって手紙だった。

急いで着替えて、なんだろうって思ったら・・

先輩、学校辞めちゃうんだって。
家に帰るからってモモの餌を一杯くれた。

『もっと、遊んでやりたかったが。
　　　　　　　　　　　センパイの分までな』

って言われて、泣いちゃった。
知ってたんだなって思って、知ってるんだって。

別れたくない、もう会えないなんて嫌だ。
でも・・仕方ないよね。

この前、あぁやって部屋にまで呼んでくれたのは
先輩知ってたからなのかな。

先輩と話した事、ぐるぐる頭を回ってる。

また会いたいと思う。
ばったり・・出会いたいと思う。

中戸先輩とも・・・凛生とも。

今日は屋上に行きました。
モモと一緒に。

モモを放してすぐに、春木先輩と椎名先輩が
やってきた。
どうやら待ち合わせしていたみたい。
どこかに行くらしかったんだけど、聞かれたく
無い様だったので少し離れた。

モモと遊んでいたら。諏佐先輩が変な格好で
やってきた。

久しぶりに大笑いした。
お腹痛くなって声が出なくなるくらい！
だって、包帯ぐるぐるでやってきて、
包帯とったら顔にいっぱい落書きしてるんだもん！！
大笑いしてたら、明と相川先輩がやってきたです。
二人に会うのも久しぶりで・・
いっぱい笑って、いっぱい話しましたです！
とっても楽しかった！！
諏佐先輩と相川先輩が帰っちゃって、明と少し
話したんですよぅ。

明のハーレムに入れてくれるんだって〜！
第6夫人って言ってたです♪
大事にしてくれるそうなので〜入って見ました！
どんなのだろう、ハーレムって！
気になるなぁ〜今度聞いてみようっと！

今日はモモも終始ご機嫌で・・誰も噛まなかった。
これでウサギ鍋になるのは・・遠のいたかな？

曇りだったけど、涼しかったから
屋上に出かけました。

寝転がって、曇り空を眺めていたら
鶸森先輩が走ってやってきた。

芹花先輩を探していたんだって。
誕生日会をするのに探してるって言ってた。

久し振りに出会ったです、鶸森先輩。
元気そうで良かった！

さて、明日はどこへ行こうかな・・。

少しは慣れてくれたモモと、散歩に出掛けようかな。

今日は散歩に出かけた。

モモを連れて行こうと思ったけど、
気持ち良さそうに寝てたし止めて置きましたです。

モモったらすぐに噛む。
痛いですよぅ・・。
ペットショップの店員さんに聞いたら、齧り棒
噛ませると良いって言ってたから噛ませてるのですがぁ〜・・
むむ・・・鍋にされちゃうよって言っても聞かない。
どうかしないとなぁ〜。

グラウンドに散歩に出かけたら藤沢先輩に
出会いました。
ゼリー美味しかったって！
すっごい嬉しかった。
新体操、練習見てやるよって言ってくれた。
今日は嬉しい事多い日です！

今日は眠れなくて、屋上に散歩に出かけました。

そしたら草薙先輩と、芹花先輩に会いました。
芹花先輩はまた転んでましたですよぅ・・
気を付けないとダメですぅ！

3年生。
そう聞いただけで色々思い出します。
たった数ヶ月だったけど。
ほんの少しの間だったけど。

色々悩んで、色々躓いて。
でも、間違いじゃなかったし。

ちゃんと言いたかったけど、
もう居ないから。

大好きだったですよ、凛生。
今までありがとう。


さぁ、明日から・・残り少ない夏休み！
色々遊ぶですよぅ！！

今日は色々忙しかった。

ペットショップに行って、色んな店を回って。

男の人のアクセサリーってわかんない。
どうしても可愛いのを手に取ってしまうですよぅ。

すっごく綺麗なピアスを見つけて思わず買って
しまったですよぅ。
中戸先輩のを買いに来たのに・・
自分の分が多くなっちゃったですぅ(笑)

黒い皮の、銀のプレートがついてるチョーカーを
買いました。
プレートには「A true thought」って彫ってある。
・・・・どういう意味だろ？

ん〜・・綺麗だから良いやw
先輩、気に入ってくれるかな〜♪

モモのケージと、餌と、首輪とリードと・・・
重かったですぅ・・。

部屋に帰って、モモを洗ってあげた。
逃げ回ったけど部屋で飼うなら洗ってあげた方が
良いんだって〜。
綺麗にしてあげたら、良い匂いがしてた。

そのあと疲れてすぐ寝ちゃったんだけど、
夜中に目が覚めて、喉が渇いたのでホールに行った。

そしたら高井先輩が居たので驚かしたら
先輩、ジュースを買うところだったらしくて・・
間違えて「青汁」を押しちゃってた。

ごめんね、先輩。

ミルクティを奢ってもらって。
ちょっとだけ話した。

・・・・・元気だよ〜。
忘れる事は出来ないけど、気にしない事は
簡単に出来る。

まだ、何をして良いのか・・・
どうしたら良いのか、何て分からないけど。
暗くなってても仕方ないもんね、うん。

何となく、屋上に行った。

今日は雨だったから・・傘を持って。
そしたら、中戸先輩が居たんですよぅ！
ウサギを捕まえたって。少し乱暴なウサギ。

鍋にしようかと思うから捌くんだって言って
図書館に捌き方を調べに行ったの。
図書館にウサギをつれていったら怒られるだろうから、新型リアルアイボってことにして。

こっそり調べてたら、捌き方が載ってるHPが
あって・・・・

凄いの！！皮だけになってるの！！

中戸先輩ったら、「皮は可野子にやる」
とか言うんだもん。
想像して怖くなったですよぅ（泣）

そこで、蒼月君と近藤君にあったけど・・
ウサギってバレたかなぁ・・？

その後、中戸先輩に部屋に先に行くって事に
なって・・
先にウサギと一緒に先輩の部屋に行ったの。
初めて男の人の部屋に入りました。
何だか不思議な感じですねぇ！
ウサギに名前を付けようと思ってたら逃げちゃって
捕まえようとしたけど机の下に逃げられて。

ふと部屋の中を見回すと・・・
色んなものがあって・・・
ちょっと（？）怪しい本とか、変な銀色の板とか・・
一番面白そうな物はアブ○ロニック！！

思わず付けてみたら・・・痛いの！
おなかビリビリ〜！！ってきて思わずすぐに
外しちゃったですよぅ！！
すぐ外したら意味ないのにぃ〜・・

そうやって暴れてたら、先輩が帰ってきて。
鍋の準備をする為にウサギのモモを捕まえたら
何か食べてて・・・
取り出したらなんと先輩のチョーカー。
ちょっと間違えて・・・先輩がっくり来てた。
はぅ。日本語って難しいです（泣）

新しいの買ってあげようっと。

いざ、モモを捌くって事になったんだけど・・
どうしてもどうしても可哀想で・・
可野子が飼うって言っちゃった。
先輩、食べたかったんだろうなぁ・・ゴメンなさい。

それで可野子が味付けして鍋を食べました！
美味しかったですよぅ！！
先輩も美味しいって言ってくれましたよぅ♪

今まで、可野子の料理で美味しいって言って
くれた人は初めてですよぅ！！
何だか嬉しかったなぁ♪（´▽｀）

先輩にはお礼しなきゃ！
また、遊んでほしいなぁ〜・・。

明日、モモのケージや餌を買いに行こうっと！

手紙を出そうと思ったら、相手が居なくなっていたのに気付いた。

暫く、外に出ないで部屋でゴロゴロしてたから
どういう事なのか全く分からなかったけど。

どうしてだろう、居なくなっちゃった。

遠くに行くなんて聞いてない。

会った時は普通だったのに。

言う事でも無かったのか・・
それとも、何か理由があったのか。

考えてても答えはでない。
だってもう手は届かないから。

さよなら、今までありがとう。

さよなら。

今日は外に出ようと心に決めて中庭に
出たら、高井先輩と会いました。

少し話して、鰻を食べに連れて行ってくれるって
話になって・・。
ワンピースのままだとバイクに乗れないからって
着替えに寮まで戻ったですよぅ。

着替えてホールに出たら、鷹橋先輩と相川先輩に
出会いました！
二人とも久し振りでとっても嬉しかったですよぅ！

少し話して亮先輩とは行き違いになったけど・・
バイクに乗って出掛けました♪
バイクってすごい！ジェットコースターみたいですねぇ！！目が回りそうになりました！

色々食べながら話して・・
ちょっと考えた。でも、どうなんだろ？
難しいなぁ・・。

学園に帰ってきて、先輩にお礼を言って別れた後
何だか分からないけど屋上に行きたくなって。

行って見たら凛生と誰かが居た。
向こうは気付いて無かったみたいだけど。

思わず黙って出て行くのを待ってしまった。

そのあと屋上で一人朝日を見ようと思って・・
朝日も見れたので帰ろうとしたら・・
凛生にあった。
すっごく驚いた。
だってまた来るとは思わないから。

いつもの様に話して笑って。
何だか違和感を感じた。

暫く話してみてふと気付いた。
気付いた事はここには書かないけど。

いつもの様に振舞えたかな？
いつもの様に笑えたかな？

いつもの様に出来たのなら
きっと大丈夫。

暫く屋上にも行ってない。

もう屋上に行く事も無いかも知れない。
そう思ってたら手紙が来てた。

もう終わったみたいな手紙。
諦めたような言葉、思い出を語るような手紙。


どれだけ前を見ようと思っても
どれだけ泣かないで置こうと思っても
・・・難しい。

好きだから苦しいんだろうけど
嫌いになれれば楽になるって訳でもないだろうな。

あの人の傍を望む人が居る。
きっとその人の傍の方が幸せなんじゃないかって
可野子は思う。

もう待ってるのも疲れた。
はっきりしないのも嫌だ・・。

大好きで、いつまでも一緒に居たいけど
思いが溢れて壊れそうになる。

だから前を見よう。
今までとは違う、違う場所を。

いつまでも部屋の中に居ても仕方ないから・・

まず、屋上に行って・・
誰か居れば良いなぁ、ってちょっと思ってた。

雨の中、ゆっくり扉を開けたら鶸森先輩が居た。

いつもどおり、可野子の事、心配してくれた。

鶸森先輩に会うと、いつも聞きたくなる事が
一つだけあるの。
でも、なんだかいつも聞けない。
可野子が聞いちゃいけないような気がするの。

鶸森先輩は笑う。
笑って可野子に頑張れって言ってくれる。

鶸森先輩は優しい。
可野子の知ってる人は皆、優しい。

良いのかな・・？
可野子、何も出来ないのに。

最近、手紙を書く事が多いです。

可野子が話し下手だから、仕方ないんだけど・・。
言葉って難しい。
伝えたい言葉って出てこない。
うっかり言葉にしてしまうと空々しくって
なんだか危ういもの。

誰とも会いたくなくて、
誰とも話したくなくて。

すっと寮に居ました。

考えさせられる事、
考えなきゃいけない事、
時間はあるけど、考えたくない事。

人を好きで居る事ってツライ。
でも、好きで仕方ない。

会いたい。
でも、今は会えない。

普通に時間は過ぎてく。

何かを思い出して書くのが嫌で、日記暫く
開けてなかったですねぇ・・。

学校行って、部活して、お風呂入って。

鶸森先輩と卯月先輩にこの前会いましたねぇ。
浜崎先輩とは初めて会って少しだけだけど
お話しました。

一瞬だけど、凛生にも会えました。

嬉しかった。最近見てなかったから。

鶸森先輩に手紙を書こう、と思う。
まだ、何て書いたら良いか分からないけど。

今日はとっても暑かったです。

夜中に暑くて目が覚めて・・
ホールにミルクティを飲みに行ったです。

そこで古賀先輩と会いました。
先輩もお菓子作りがすきなんだって！
今度一緒に作るですよぅ♪


今日はあまり外に出ませんでした。
出掛けてたら出会えてたかな・・？

今夜はお星様を着けて寝よう。
お月様も一緒に。

今日は学校がお休みなので、中学の頃の友達と
遊ぶ約束をしました。

約束まで時間があったので・・屋上に行って見たら
蒼月君と高井先輩と出会いました！
蒼月君は日光に弱いんだって・・
焼けすぎて火傷したって言ってたけど・・
大丈夫かな？？

高井先輩には前に約束してた温泉饅頭を貰ったです！
すごく美味しかったですよぅ〜♪
今度・・お礼をしないといけませんねぇ！

久し振りに会った友達に「変わったね？」って
言われました。
どう変わったのかな？良い方に変わってるなら
良いのにな〜・・。

寮に帰って、喉が渇いたので・・
寮ホールに行きました。

そこで紅羽と会ったですよぅ！
少しお話して・・星を見に外に行くので別れました。

今日は晴れていて星が綺麗に、見えました。
手を伸ばしても、今は届かないけど・・

もっと近くに手が届く星があった事。
今になって・・・だけど良く分かる。

不安、迷い、後悔・・色々、まだ可野子の中には
あるけど・・。
躓くときだってきっとあるけど。

可野子が出来る事、したい事。
少しずつ、やっていきますよぅ！

まずは、あの人に・・きちんと想いを伝えなきゃ。

たまにはお菓子を作ろうと、材料を買いに行ったです。

帰りに公園を通って帰ろうとしたら・・
飯田先輩に会いました。

トレーニングの最中みたいだったので
邪魔しちゃ悪いなって思ってすぐ帰りました。

作ったゼリー、プールで食べようと思っていたのですが〜・・
思い切り失敗・・・・。

失敗して堅くなりすぎたゼリーを、寮の窓際に
座って食べました。
美味しくなかったけど。

ポストを覗いたら、返事がきてた。
嬉しかったけど、読んだら少し哀しくなった。

手紙を書いてると、会いたくなる。

でも、そんな事、言えないですねぇ。

どうして、屋上に行っちゃうんだろう。

別に誰か居るわけじゃないし、
誰か待ってる訳でもないのに。

でも、何か見付かるかも知れない。

私の手の届く所には、見付からなくても。

何が大事だったのか。
何が欲しかったのか。
何がしたかったのか。

答えは一つだったって気付いても
もう遅いかも知れない。

けど、前を向くしかない。

それが、例え、全てを失う事と引き換えでも。

今日は、一日部屋で居ようと思ったけど・・。

夜になると急に寂しくなって・・・
気付いたら多目的ホールに来てた。
椅子に座って、外の雨を見ていたらユナが来ました。

頑張ったね、って言ってくれたです。

可野子、何もしてないけど・・それでも
頑張ったね、って。

涙が出そうになった。
でも、泣かないって決めてたから泣かなかった。

今まで、人に話したことの無かった事。
今まで、口にした事の無かった事。

初めて人に話した気がします。

これから頑張らなくちゃね？って言われて
少し考えた。

大事な人が目の前で悩んでたら辛いよって言われて
少し考えた。

そうだったんだ、って初めて分かった。
どうして今まで気が付かなかったんだろう。

今はまだ、ちゃんと前を向けない。
まだ、やっぱり怖いから。

でも、進む道は決まったような気がするです。
可野子は、可野子の思う道を歩ける様な気がします。

それが、例えどんな道であっても。

ありがとう、ユナ。

今日は曇り。

星が見えたらよかったのにな。

屋上で茹だってたら卯月先輩がきた。
ボケとツッコミのレクチャーをしてくれた。
面白い先輩だなぁ〜♪

卯月先輩が帰っちゃって、暫くぼんやりしてたら
凛生が来ました。

約束、いっぱいあったけど
守る前に終わっちゃった。

原因は可野子にあるの分かってるから、何も言えなかった。


修学旅行中、3年生の先輩に告白された。
仲の良かった、先輩に。

可野子の友達の彼氏さんで、たまに
話を聞いてたりしてた。
とっても驚いた。
「ゆっくり考えて欲しい」って言われて
可野子、考え始めました。

凛生にも相談した。
いつもどおりの、答えだったけど。

答えは決まってたと思う。
相談する必要も今考えればなかったのかも知れない
でも、何だか不安だった。

上手く行かない時間。
上手く噛みあわない心。

気持ちが揺れてる？
今、ゆっくりと考えれば揺れてたかも知れない。

でも、大好きなのは一人だったから。

でも、傷つけたくなかった。
もう泣いてるのを見るのは嫌だったから。

どうしたら良いかわからなかった。
断れば良い？それとも・・？
でも、簡単には言えない。
そんな簡単に答えは出るものじゃなかった。

結局、どうすることも出来なくて・・・・

結局、怒らせて。

不安だった。
ホントに好きで居てくれてるのか。
可野子が傍に居ても良いのか。
可野子に何を見てるのか。

結局、聞けないまま。

多目的ホールでネックレスを外したら
涙が零れた。

哀しかったのか痛かったのか分からない。

何してるんだろう・・・私。


伝えたかった事も伝えないままで。

今日は七夕でした。

前から会う約束をしてた。
でも、今日になって7日中にいけるかどうか
分からないって手紙がきてた。

少しでも、見れたら良いなと思った。

展望台に行くと、相澤先輩と蒼月君が居た。
何だか深刻そうなお話をしていたので・・
少し離れようとしたら、反対に気を使わせて
しまいました。
ごめんなさい、二人とも。

暫く話して・・もうすぐ日も変わるって頃に
凛生と羽月がやって来ました。

可野子と凛生が待ち合わせてたの知らなかった
らしくて、「邪魔するのが嫌だから帰る」って
言ってたけど、一人で帰るのは怖いみたい。

そんなの嫌だ。

どうして可野子達のせいで羽月が帰らなきゃ
いけないですか？

少し考えた。

どうしたらいいか。
じゃあ、私が帰った方がいいや。


そのまま山道を降りて、山小屋に行った。
結局、七夕はそこで終わっちゃった。

短冊に書いたお願い、叶わなかったな。
叶って欲しかった、でも、もう無理かな。


部屋に帰って、服を着替えてロビーに行った。
そしたらそこで高井先輩に会いました。
いつもの様に接してくれて嬉しかった。
温泉饅頭、一緒に食べれたらきっと楽しいなぁ。


「一年に一度のこの日に、あの人と仲直りが出来ますように」